こんにちは雨漏り補修、防水工事、塗装工事、屋根工事、外壁工事、外構工事などを行なっている京都市伏見区の中森工業です。
今回は上京区にてマンションの屋上防水改修工事を行いましたのでその様子をご紹介したいと思います。
今回の物件は以前に施工させていただいたマンションで高い評価をいただき施主様からのご指名で本マンションも中森工業が施工する運びとなりました!
こんな嬉しい事はないですね〜‼️
日々の努力が実った瞬間です。
しかし同時にご指名いただいた分、身の引き締まる思いもあります!
さて!今回の物件の屋上既存防水層はゴムシート防水でした。防水層に膨れ、破れも見受けられ表面の劣化も著しく雨漏りこそはしていないものの危険な状態ではありました。
今回の改修方法は塩ビシート防水の機械的固定工法で改修する事にきまりました。
この仕様ですと既存防水層のゴムシートを撤去する事なく上から防水層を新設できますので採用しました。
防水層を撤去するとその撤去費用の他に運搬処分費、撤去後の下地工事費などがかかります。
また撤去後に雨が降れば雨漏りする可能性も高まりますよね!
そんな問題をクリアーする為に最適な工法の1つが塩ビシート防水機械的固定工法です。一般的には絶縁工法とも呼ばれています。
まずはじめに笠木を撤去していきます。
次に既存防水層と新設防水層が接点を持つ事で不具合が起きない為に絶縁用シートを敷いていきます。
敷き込みが完了しました!
次に立上り塩ビシートの接合部になる塩ビ鋼板を天端、入隅、出隅に取付けます。
床面にはこれまた塩ビシートの接合部になる専用ディスクを取付けます。
このディスクの表面と塩ビシートの裏地が後に紹介する特殊な機械にて接合されるんです。
下準備が終わればいよいよ塩ビシートを施工していきます!
塩ビシートを敷き込みシートとシートが重なり合うジョイント部(5㎝)は溶着液にて塩ビシートを溶かし合い接合していきます。これを液溶着といいます。
液溶着で溶着しきれていない部分をライスターという熱風機にてこれまた溶かし合い接合していきます。これを熱溶着といいます。
こうする事で絶対に剥がれないシートジョイントが出来るんですね!
ゴムシートの場合はこのジョイント部が接着剤にて接合しているので経年劣化により接着剤の力が無くなり剥離を起こし漏水の原因になっていました。
しかしこの塩ビシート防水の場合はそういう現象はまず起こりませので安心です。
立上りにも同じ作業をしていきます。
立上りのシートは先に取付けた塩ビ鋼板にも溶着します。
塩ビ鋼板の表面も塩ビ被覆されている為、液溶着、熱溶着で塩ビシートと接合出来るんです。
入隅、出隅も専用のパッチを溶着して一体性を持ちバッチリに‼️
土間の塩ビシートの接合は先に取付けた専用ディスクの上を誘導加熱装置で加熱し接合していきます。
この機械は塩ビシートの裏地とディスクの表面をだけを加熱しその熱によって接合するという仕組みなんです!
シートの表面は勿論溶けたりしません。
湿気を逃がす為の脱気筒も取付け、塩ビシートの端末は専用のシーリング剤にて処理します。
これで全工程終了です!
どうですか?とても綺麗でしょ!?
今回の工事を担当してくれたI君、N君、I君の3名のスタッフお疲れ様でした!
素晴らしい出来栄えだと私は思います!
お施主様にも大変喜んでいただき我々もホッとしている次第です!
ご指名を受けた事の責任をこうして素晴らしい形にしてくれるスタッフに日々感謝です‼️